Episodes

  • 昭和の音旅 #92 奄美群島の「永良部百合の花」「島育ち」
    Jul 25 2025

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。

    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和30年の音源から、奄美群島の「永良部百合の花」「島育ち」をお届けします。


    新民謡「永良部百合の花」は、仲宗根幸市氏の解説によると『明治末に鹿児島の商人が野生のテッポー百合栽培を島民にすすめ百合の球根をアメリカを対象に外貨を稼いだ。その後、横浜の商社が沖永良部島の百合を安価で買占め暴利をむさぼった。そんな横浜からの荒波に負けずに一生懸命働いて島の財産を守ろうという歌』。


    「島育ち」は歌手・田端義夫の代表作の1つで、奄美大島の代表的ご当地ソングでもあります。戦前から奄美大島で歌われていて、戦後には東京の花柳界でも歌われていたとか。田端義夫が銀座の沖縄料理店で初めて聴いて感激し、反対するテイチクを、自費でレコードを出すことで承知させ、その結果「島育ち」は大ヒット。翌年、喜界島を舞台に映画化もされました。

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    4 mins
  • 昭和の音旅 #91 鹿屋市の「棒踊り」
    Jul 24 2025

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。

    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和36年の音源から、鹿屋市の「棒踊り」をお届けします。


    「棒踊り」は、「太鼓踊り」と共に県下の各地で行われています。鹿屋市祓川町の「棒踊り」は旧暦3月4日、産土神・瀬戸山神社の例祭の時、境内および社前の早馬の馬場で奉納されます。「棒踊り」は農耕神への豊作を祈願して行われるものであるとも言い、また一説には徳川時代の身分制度によって農民は帯刀を禁じられていたので、踊りに武芸を織り込んで士気を鼓舞したものだとの伝承も行われています。

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    4 mins
  • 昭和の音旅 #90 黒島で収録した民謡「しょんが節」「黒島潮替節」
    Jul 23 2025

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。

    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和38年の音源から、 黒島で収録した民謡「しょんが節」「黒島潮替節」をお届けします。

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    4 mins
  • 昭和の音旅 #89 奄美のシマ唄「くるだんど節」2曲
    Jul 22 2025

    曲名の「黒(くる)だんど」は空の色が黒くなったぞ、雨曇りしたぞという意味で雨乞いの唄との説がありますが、文英吉著「奄美民謡大観」によると、奄美が薩摩藩の黒糖収奪によってあえいでいた頃、名瀬の大熊で子守娘が背中の子をあやしながら歌ったものだと言われます。娘は、製糖小屋の空が雨曇りしたのを見て「地主は甘蔗汁を搾る水車を回す待望の雨が降って喜ぶだろうが、ヤンチュはこき使われるので泣きの涙だ」と歌い、これが次から次へと子守仲間に歌われ、やがて大人の世界に伝わって旋律も次第に洗練されて今日の名曲になったとのことです。音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。

    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和39年の音源から、奄美のシマ唄「くるだんど節」を2曲お届けします。


    曲名の「黒(くる)だんど」は空の色が黒くなったぞ、雨曇りしたぞという意味。雨乞いの唄との説がありますが、文英吉著「奄美民謡大観」によると、奄美が薩摩藩の黒糖収奪によってあえいでいた頃、名瀬の大熊で子守娘が背中の子をあやしながら歌ったものだと言われます。娘は、製糖小屋の空が雨曇りしたのを見て「地主は甘蔗汁を搾る水車を回す待望の雨が降って喜ぶだろうが、ヤンチュはこき使われるので泣きの涙だ」と歌い、これが子守仲間に歌われ、やがて大人の世界に伝わって旋律も次第に洗練されて今日の名曲になったとのことです。

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    4 mins
  • 昭和の音旅 #88 坊津町で収録した民謡「もろた」
    Jul 21 2025

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。

    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和40年の音源から、坊津町で収録した民謡「もろた」をお届けします。

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    4 mins
  • 昭和の音旅 #87 奄美のシマ唄「糸くり節」2曲
    Jul 18 2025

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。


    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和39年の音源から、奄美のシマ唄「糸くり節」を2曲お届けします。


    奄美が薩摩藩の統治下にあった時代、今の名瀬の地に糸繰り所があり、そこで歌い始められたといいます。糸繰りと男女の縁を重ね「糸は切れても結び直すことができるが、人と人との縁は切れると結び直すことができない」と歌っており、結婚式等の祝宴ではタブーとされています。

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    4 mins
  • 昭和の音旅 #86 屋久島「永田十五夜つなひき歌」
    Jul 17 2025


    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。


    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和55年の音源から、屋久島「永田十五夜つなひき歌」をお届けします。


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    4 mins
  • 昭和の音旅 #85 根占で収録「琉球口説」
    Jul 16 2025


    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。


    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和44年の音源から、根占で収録した「琉球口説(くどき)」をお届けします。


    口説(くどき)とは、物語やある出来事を歌うもので、三万石大野守の一人娘・つる姫について紹介しています。


    『サラバ東西 はじまりまする エイエイ 声は出ずとも 口説いてみましょ

    ヨーホイヤ イヤナ― ハラナ ハイヨ ハトセ―♪


    国を申せば薩摩の国よ エイエイ 灘をへだてた琉球が島よ

    ヨーホイヤ イヤナ― ハラナ ハイヨ ハトセ―♪』

    独特なお囃子の繰り返しが頭に残ります。

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    4 mins